日記

今日、ロンドンにいる友人からハガキが届いた。
こんな日はポストの前でに少し笑みが溢れる

私はメールを受信した時、さて自分はどんなものを送ったかと
見直すことがよくあるが
いざハガキだとそれができない。
相手に自分を託したようで少しワクワクする
友とはもしかしたら自分を託せる人ではないだろうか

ハガキはやっぱりいいもので
彼がやっぱり世界のどこかにいることが確かめられる
実際は紙面が限られており
150x100程度の中に一体どれほどのことが
書けるだろうか
意外と何も具体的なことが書けないものだったりする。

手紙が空を仲介することにはロマンを感じる
どこか暑い島国へも、凍てつく小さな村へも繋がっているからだ
それが予定通り届き、あるいは地元の文房具屋で買ったペンで
一字一字書き込んだりする
壮大なスケールとの振幅がなんとも心浮き立つ

無数にある生き方をなぜ今私がこの生き方か
もっと脈絡のない生き方が世界では同時に進行している
私たちは常に可能性の塊であることをまた確かめる