ダイアローグ

隈研吾:レクチャー/ダイアローグ INAX出版

今建築家が何を言ってるのか
最近知らない
では読んでみようかと思った

この著書では藤本、乾、塚本、吉見、五十嵐、藤森、森川、南、上野、柏木、島田、大野、今村
との対談によって構成されており、最後の章で隈によるレクチャーが含まれている

青空カラオケを歌おう
で五十嵐、吉見との対談
パドックからカラオケへ という隈の論文から
住宅設計がカラオケ化しているを引き
ワークショップ自体がカラオケ化していると五十嵐は言う
吉見はこの状況をウィキペディアやブログと関連させて見ている

社会で決定的な役割を持つまでに至らないような
人気が出ているブログのような在り方で良い住宅が作られているような気分がある
ポレミックな若い建築家は今いるのだろうか
平田晃久がどれだけのことを今後言うのか
建築を作るときの根拠が技術へ傾倒してくることもそうかもしれない
啓蒙的な強さがないため、クライアントに恵まれなければならない
そういう奴もいるな という程度になってしまう

印象的であったのは五十嵐が森山邸に抜けを感じていないと見ているところ