「携帯を握る女」

表情に似合わず、携帯の握りしめ方がワイルドであった。
観察していると一般的でないことを人々はしている。


今日は学習に費やす。
一段落し、喫茶店で一服しながら、スケッチしたくなるような人を探すも
あまり興味が湧く人がいなかった。
スケッチはとてもスリリングで気づかれないようにしている自分に気づく。
狩猟をしているような気分である。



ディエゴ・ベラスケスの絵画。
確かに、スペインには優れた画家が多い。

大澤真幸 著

最終章、権利を主張する鉱物の話がおもしろく感じた。
「原っぱ」がなぜ、一昔前と様相が異なったのかと吉本隆明を引きながら
自然に対する、視線のあり方から考察している。
その中で自然観がどう推移し、環境倫理を資本主義が用意していくかを見る。
資本主義が持つ構造をドライブさせ、パラドックスを導き出していく。